西 正の雑記帳

Office N Clubからのスピンオフブログ 

両立しない経済政策

改めて書くほどの話でもないが、財政再建と景気対策は絶対に両立できません。
国の借金が大変だということを問題視する財政再建を行うならば、国はなるべくお金を使わないのに限るので、ばら撒き政策は採れません。
しかし、景気対策を行う上では、ばら撒きをせざるを得ません。

両立できない政策のいずれをも追ってしまったら、何をやっても上手くいかないということにしかななりません。
今の世の中を見ている限り、景気対策・雇用対策が優先されるのではないでしょうか。
財政再建も不要だとは言いませんが、国の赤字ということでいうのなら、米国は世界最大の借金赤字国です。
世界最大規模の借金王に、バンザイをされてしまうと、貸している方が困ります。
だから、借金の大きさが半端でなくなると、潰れられるわけにもいかないので返って困るというのは、日本のバブル崩壊後の銀行が直面した問題と一緒です。

だから、赤字国で良いのだという開き直りもいかがなものかとは思いますが、そこは大人の判断で、今は景気対策を優先すべきでしょう。
テレビのキャスターもいたずらに、両立しないことを政府に求めるのはやめましょう。
国が景気対策を始めた途端に、ニュースで国の赤字について報じることは、正義でも何でもない、ただの無責任です。

項羽と劉邦

どこの国でも同じだが、「勝てば官軍」で、敗者が歴史上良く書かれることはない。
良く書こうものなら、そんなものはかき消されるのみだし、後世に再評価しようとして調べても、そういう資料すら残されないケースが大半である。

「史記」をちゃんと読んだわけでもないので、詳しいわけではないけれど、「大漢帝国」を打ち立てた劉邦と、それに破れた項羽を比べると、良く書かれることがない前提でも、項羽の方が個人の能力は圧倒的に高かったように見える。漫画や小説ですらそうである。

劉邦の勝因は、人望があったからだとか、忠言に耳を貸したからだと言われるが、項羽を倒した後に次々と忠臣を片づけてしまったことから、「人望ねぇ〜」と首を傾げる思いである。

比較の問題で言えば、確かに項羽は人の意見に耳を貸すことが少なかったのかも知れない。
勝負は時の運であるが、運を逃した理由が、項羽がワンマンであったからだとしたら、それは理由にはならない気がする。
「自信がないなぁ」という方が、運を呼ぶというのは、何とも理解に苦しむところだが。。。

嘘つきのパラドックス

論理学の基本中の基本で、「クレタ人は嘘つきである」とクレタ人が言ったことをどう捉えるかという話。

嘘つきに対して、「嘘はついていないか?」と聞いたら、「ハイ」と答えたとする。
その「ハイ」が嘘か本当かは証明できない。嘘つきの「ハイ」は嘘である。
嘘つきでなければ、「ハイ」は正しいが、それならば最初から質問すること自体に意味がない。

「自明の理」とは難しいです。

JALの企業年金に手を付けるのは反対

マスコミの報道の仕方一つで、面白いように世論が変わってしまう国である。
今の社員にどういう待遇を与え、それでも会社に残るかどうかを選ばせることは、経営再建策として有り得る選択である。

でも、もう退職した人たちの分まで減らそうというのは、単なる後出しジャンケンでしかない。
他人事として考えず、自分のこととして考えたら、そういうことが当たり前になってしまった時、企業戦士は何を信じて戦えというのか。

議員の皆さんも、目立つ場面では変に張り切るようだが、別に議員年金のことだって、問題視されても不思議ではないはずだ。
敗者に鞭打つような施策は、長い目で見れば、企業と国力を下げることにしかならない。
JALをあんなふうにしてしまったのも、政府だということを忘れてはいけない。

景気回復が進まないからといって、スケープゴートを皆で見つけては叩くようなやり方は、一時的なウサ晴らしにしかならない。
そういう視点も忘れてはいけないのではないか。

先ず隗より始めよ

故事成語の類を死語と扱いたがるのが、今の30代後半の乗りかも知れない。
しかし、言い方を変えれば、単なる勉強不足か無知の言い訳でしかない。

「先ず隗より始めよ」とは、最初が肝心のいうことを、たまたま人材登用を題材として、教えた教訓である。
本当に最初が肝心。
例えば、大きな会社から独立して起業した時。
最初の社員がバカだと、後に入った社員は「あいつよりマシにやれば良い」という意識を持ち続ける。

どうして、一番役に立つ人材を引っ張らなかったのか。
後の祭りではないのが幸いであっても、後からの言い訳は不可欠で、やはり自分の間違いを認めざるを得ない。
故事に学ぶことは多いです。
プロフィール

Author:西 正
メディア&フィナンシャルコンサルティングの株式会社オフィスNの代表。 放送と通信の連携の行方を追っている。 会員制のOffice N Clubを運営。

オフィスNセミナー
第33回メディア業界最新の構図
'09年12月17日(木)13:30-15:00
会場:大手町サンケイプラザ
<プログラム>
 1.最新トピック解説
 2.民放キー局、統合のメリット
 3.2011年に向け、
  厄介な難視共聴設備問題
 4.NHK受信料値下げ予定の
  早急な見直しを
 5.フリーディスカッション
(受講料1万円)
>>詳細・お申込
新刊情報
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ

QRコード
QRコード